4月6日に阪神競馬場で行われたレースで、スウィートスカーに騎乗していた藤岡康太騎手が落馬しました。
この落馬で、藤岡康太騎手は頭部と胸部を負傷。
4月10日現在、意識不明だと報じられていましたが、4月11日、死亡したと報じられました。
藤岡康太騎手の落馬の原因など、これまでの経緯についてお伝えします。
藤岡康太のプロフィール!父親は調教師の藤岡健一で兄は藤岡佑介騎手
生年月日:1988年12月19日(2024年4月現在35歳)
出身地:滋賀県栗東市
身長:169センチ
体重:50キロ
血液型:AB型
JRA藤岡康太騎手は、2007年デビューと同時に初勝利。
JRAでは42人目となる初騎乗初勝利という快挙を成し遂げています。
また、2009年に重賞GIレース初勝利、2015年には通算300勝を達成と、スター騎手への道を駆け上がっていきました。
プライベートでは、2020年に一般女性と結婚。2023年に息子さんが誕生しています。
また、父親は調教師の藤岡健一氏、兄は騎手の藤岡佑介氏です。
藤岡康太の落馬の状況や理由は?前の馬に接触後、後方の馬に踏まれたか?
藤岡康太騎手は今も意識不明なのか
— mosan (@mosan_tk) April 10, 2024
意識が回復する事を切に願います。 pic.twitter.com/M2p5xVl5Xx
4月6日 JRAが「頭部、胸部の負傷」と発表
同騎手は6日土曜の阪神7R(4歳上1勝クラス、ダート1800メートル)でスウィートスカー(牝5、鮫島)に騎乗した際、3コーナー過ぎで前の馬に接触。騎乗馬がつまずき、落馬して競走中止となった。
https://www.nikkansports.com/
藤岡康太騎手の乗っていたスウィートスカーが、前にいた馬に接触して、つまづいてしまいました。
ここでスウィートスカーがバランスを崩し、藤岡康太騎手は落馬してダートコースに叩きつけられ、さらに後方からきた馬に踏まれていました。
6日時点では、頭と胸の部分を負傷したという発表だけで、詳細は発表されていませんでした。
4月10日 兄の藤岡佑介騎手が「意識が戻っていない」とコメント
1枚目 藤岡佑介騎手
— そらいるか🐴 (@Sorairuka_uma) April 9, 2024
2枚目 藤岡康太騎手
藤岡康太騎手の意識が戻ることを願っています。そして、この2人が同じ場所でまた戦えることを…#藤岡佑介 #藤岡康太 pic.twitter.com/of2VUgHwlD
落馬してから4日後の4月10日、栗東トレセンで兄の藤岡佑介騎手が、康太騎手の現状を説明されました。
落馬負傷から4日が経過し、佑介騎手は「現状、意識がまだ戻っていない状態で経過を見ています。本人の頑張りに期待するしかないというところで見守っています」と苦しい胸の内を吐露。
https://www.daily.co.jp/
4日間意識が戻っていないとのことで、ファンからは心配の声が相次いでいました。
藤岡康太騎手…
— きゅうべぇ (@cm_phantom) April 10, 2024
なんとか頑張って帰ってきて欲しい。
命懸けの競技だって突き付けられますね…
藤岡康太騎手、どうか帰ってきてください。皆が貴方を待っています。
— 智己 (@whitebridge_) April 10, 2024
4月11日
JRAが、4月10日の19:49に藤岡康太騎手が落馬による脳挫傷で死亡したと発表しました。
過去の騎手の落馬での事故について
北村宏司
北村宏司騎手は、2019年3月2日に行われたレースで落馬しました。
北村宏はダートに叩きつけられた。後続のディーエスマグナムが転倒した馬に触れて、さらに転倒。その際に、すでに倒れている北村宏にも当たったように見えた。
https://www.sponichi.co.jp/
この時北村騎手は、意識障害、頭部挫傷、頭の骨を陥没骨折するなどの重傷を負いました。
しかし落馬から4日後の3月6日時点で、会話ができるほどに回復していたという情報があります。
親しい関係者によると、現在は家族のみが面会可能な病室で療養中。電話は許可されていないが、普通に会話を行っているという。「騎乗再開までの全治は未定ですが、命に別条はないですし、意識もしっかりしています」と関係者。
https://news.netkeiba.com/
さらにその年の3か月半後には、調教に騎乗できるまでに回復。
3月2日の落馬事故の影響で療養中だった北村宏司騎手が本日、美浦トレセンで調教に騎乗しました。調教に乗りながらリハビリを重ねる予定で、競馬への復帰は未定とのことです。 pic.twitter.com/GG5I90ZEFO
— スポニチ競馬 記者ツイート (@sponichi_keiba) June 20, 2019
そして落馬してから5か月後の8月にレースに復帰されました。
塚田祥雄
塚田騎手は、2007年6月の函館でのレース中に落馬。
脳挫傷で意識不明となりましたが、2か月後の8月に入り意識を取り戻しました。
しかし現役復帰はかなわず、2010年に騎手は引退されました。
大塚海渡
大塚騎手は、2020年1月5日に行われた中山競馬場でのレースで落馬。
脳挫傷で休養に入っていましたが、2022年7月、落馬してから約2年半後、レースに復帰されました。
白浜雄造
今日は同じ病院でリハビリしている雄造くん(白浜雄造騎手)に会いました‼️
— 高田潤 (@zunzunzunbow) January 23, 2023
ジョッキーの怪我や容態などの情報はなかなか表に出ませんので心配されているファンの方も多いと思います🙇♂️💦
僕より大変な怪我だった雄造くんですが、現在復帰に向けて猛烈にリハビリをしております🏋️♂️🔥#白浜雄造#白浜騎手 pic.twitter.com/ltOY2MLEgx
(右が白浜雄造騎手)
白浜騎手は、2022年8月に小倉で行われた障害レースで、障害を飛び越える際につまづき、落馬しました。
この落馬で頭を打ち、脳挫傷により意識不明の状態に。
意識が戻るまでにかかった時間は公表されていませんが、かなり長い間入院されていました。
しかし意識は無事に回復し、現在は退院してリハビリや厩舎の作業を行うなど、復帰に向かって励んでおられます。
柏木健宏
地方競馬で活躍していた柏木騎手は、2019年6月に行われたレースで、5頭落馬の多重事故に巻き込まれて落馬しました。
後から来た馬に頭部を踏まれるなどの怪我で意識不明の重体でしたが、9日後に意識が回復。
療養には3年近くかかったようですが、馬に乗りトレーニングなどもできるようになっていました。
2023年に騎手は引退されましたが、現在は元気に過ごしておられます。
まとめ|藤岡康太の死因は?落馬で頭部負傷の怪我から脳挫傷で意識不明に
多くの競馬ファンから愛されていた藤岡康太騎手。
まだ35歳と若く、小さいお子さんもおられます。
本当に無念でなりません。ご冥福をお祈り申し上げます。
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